朝日豊年太鼓踊り

太鼓踊りは、雷鳴に似た太鼓の音で神力を呼び覚ます、雨乞いの踊りとして日本各地に広く見られた。
滋賀県ではとりわけ多く、中でも山東町の「朝日豊年太鼓踊り」は、昔の様が伝承されたものとして名高い。
雨乞い踊りは、端折笠をかぶり大きな太鼓を吊した踊り子たちに鉦打ちや笛吹きが加わり、神社の境内に円陣をつくって行われる。
『多良福の曲』『鳥飛の曲』『長歌』を踊り、歌もまじえて祈願する。
踊りの後、雨が降り豊作となった時の「返礼踊り」も残されている。
干ばつ時だけの踊りのため、明治以降の100年間で19回しか行われなかったが、現在では保存・伝承のために毎年演じられている。