松阪牛

鮮やかな紅色肉に、真っ白な脂肪が入り込んだ霜降り(サシ)が美しい松阪牛。
とろけるような柔らかな味わいは別格で、和牛のなかでも最高級の折り紙つき。

しかし、ブランドとして認知されたのは、意外にも遅く昭和30年代だ。
つまり、血統のよい但馬(兵庫県北部)の仔牛を大切に育てた肥育農家、そして食肉業者の努力のたまものがあって、短期間に市場に認められたのである。
松阪牛の認定は厳しく、飼育地は「松阪を中心に北限は雲出川から、南は宮川までの緑豊かな田園地域」、牛は「血統のよい但馬の仔牛で処女牛」でなければならず、約200戸の肥育農家で約二、三年大切に育てられる。子どもを産むとサシがきれいに出ないという。

飼育方法にはビールを飲ませるなど、それぞれの肥育農家に特徴があるが、とりわけ飼料にはヒミツがあり、それが素晴らしい霜降り肉に育てたといってよい。
当然のことだが、松阪市や津市には松阪牛専門店が多い。