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奈良漬

奈良は銘酒の産地でもある。 当然、酒粕も美味で、野菜を漬けた粕漬けはすでに奈良時代からあり、汁粗漬けという名で呼ばれていた。 この汁粕漬けを、大阪夏の陣で奈良に滞在中の徳川家康に献じたところ、大いに気に入られ、陣営から多量の注文を受けたという。 以来、奈良の汁粕漬けは全国に広まり、いつしかこれを奈良漬と呼ぶようになった。 奈良漬に用いられる野菜は主に白ウリだったが、江戸時代になると、ナスや小型のスイカ、キュウリなども潰けられるようになった。 三年漬けた奈良漬はべつこう色で、酒の香りが漂い、食欲を誘う。 しかし、奈良の人々がひそかに好むのは、夏のころの一年目の粕漬け。 奈良でこそ味わえる、ウリの早漬けである。
   
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